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2024.11.29

冷え症とお灸

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冷え症のタイプ

  • 全身型:身体全体が冷える。
  • 末端型:手足が冷たい。
  • 内蔵型:内臓が冷えている。(自覚症状が少ない場合もある。)
  • 局所型:お腹や腰など一部分だけが冷える。

冷え症の原因

  • 血行不良
    血液循環が悪くなることで、手足など末端部分に十分な血液が行き届かず、冷えを感じます。
  • 自律神経の乱れ
    ストレスや生活リズムの乱れにより、自律神経が正常に働かなくなり、血流調整が難しくなります。
  • 筋肉量の不足
    筋肉は熱を生み出す働きを持っているので、運動不足や筋力低下により、体温維持が困難になります。
  • ホルモンバランスの変化
    特に女性は、生理周期や妊娠、更年期などでホルモンバランスが変化し、冷えを感じやすくなることがあります。
  • 生活習慣や食生活
    冷たい飲食物の摂取、薄着、睡眠不足などが身体を冷やす原因となります。

冷え症の改善方法

  • 生活習慣の見直し
    温かい服装を心掛け、特に首・手首・足首を保温する。
    適度な運動を取り入れ、筋肉量を増やし血流を促進する。
    規則正しい生活を送り、十分な睡眠を取り、ストレスを管理する。
  • 食生活の改善
    身体を温める食材や温かい飲み物を積極的に摂る。
    冷たい飲食物を控える。
  • 入浴
    シャワーだけで済ませず、ぬるめのお湯(38〜40℃)に10〜15分浸かる。
  • 東洋医学の活用
    冷え症に特化した漢方薬(当帰芍薬散、桂枝茯苓丸)の服用。
    鍼灸マッサージで血流改善を図る。

特に、「お灸」はツボにもぐさの燃焼による温熱刺激を与えることで、血行促進や自律神経の調整を図り、身体を温める効果があります。
お灸で治療するには、「きゅう師」という国家資格が必要ですが、ご自身で簡単にできる家庭用のお灸もありドラッグストアやインターネットで購入することができます。
個人の体質や体調に合わせた治療が必要となるので、まずは専門家にご相談いただいた後、ご家庭で定期的に「お灸」を続けることが効果的と思われます。
外気温が下がり、より一層「冷え」を実感するこの季節、冷え症改善に「お灸」による治療を検討してみてはいかがでしょうか?

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