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重症ニキビ治療の選択肢の一つ、イソトレチノイン。副作用への不安から治療へ一歩踏み出せない方も少なくありません。
医師の管理下で定期的な検査を行い、適切な服用量を守りながら治療を進めることで、副作用に配慮した服用が行われています。
この記事では、イソトレチノインの主な副作用や、安全に治療を受けるためのポイントをご紹介します。
イソトレチノインの副作用を正しく理解し、治療を受けるかどうか検討しましょう。
イソトレチノインの副作用①乾燥

イソトレチノインの副作用で最も多いのが皮膚や粘膜の乾燥です。
イソトレチノインは、皮脂分泌を抑える作用があるとされており、ニキビ治療に用いられることがあります。一方で、皮脂分泌が抑えられることで、乾燥症状が現れることがあります。
主に見られる乾燥による症状は以下のとおりです。
- 唇のひび割れ
- 顔や体の乾燥
- ドライアイ
- 鼻の乾燥による軽い鼻血
特に唇の乾燥は多くの人にみられる代表的な副作用です。副作用には個人差があり、症状もさまざまです。乾燥症状が酷い場合は、医師と相談の上服薬量を調整したり、リップクリームや高保湿の化粧水・クリームなどで適切なケアをしましょう。
イソトレチノインの副作用②肝機能の影響

イソトレチノインは肝臓で分解される薬のため、服用後に肝機能に影響がみられることがあります。
代表的な例は、肝機能数値(AST・ALT)の上昇です。服薬中は定期的な血液検査を行い、異常があった場合は服薬量の減量や、中止をする場合もあります。
副作用の有無を確認するためにも、医師の管理下で適切な経過観察を続けることが大切です。
イソトレチノインの副作用③脱毛

イソトレチノインの服用により、毛髪の成長周期に影響が出ることで、まれに軽度の脱毛がみられることがあります。
ただし、一時的な症状であるため、服用終了後に落ち着くことが多いとされています。
重度の症状はまれとされていますが、 気になる変化が出た場合は早めに医師へ相談しましょう。
イソトレチノインの副作用④中性脂肪の上昇

イソトレチノインは中性脂肪やコレステロール値など、血中脂質に影響を与える場合があります。
生活習慣の影響も大きく、食事や飲酒習慣も関係するとされています。服用中は定期的な血液検査を行い、異常の有無を確認することが大切です。
イソトレチノインの副作用⑤筋肉や関節の痛み

軽度の筋肉痛や関節痛が出る場合があります。特に日常生活で運動量が多い場合は、体に違和感を覚えることがあります。
日常生活に影響が出ることは多くないとされていますが、イソトレチノインを服用中は、過度な運動は控えるようにしましょう。強い痛みが出た場合は医師に相談してください。
イソトレチノインの副作用⑥胎児への影響(催奇形性の可能性)

妊娠中や妊娠の可能性がある時期にイソトレチノインを服用すると、胎児に催奇形性が生じる可能性が指摘されています。そのため、服用前後には一定期間の避妊が必要です。
アメリカでは医薬品の安全性を管理する政府機関であるU.S. Food and Drug Administration(アメリカ食品医薬品局)が、妊娠回避プログラムを導入し、厳格な管理が行われています。
妊娠の可能性がある方は事前に医師に相談し、適切な管理のもとで治療を検討することが大切です。
イソトレチノインの副作用⑦気分の落ち込みなどの精神症状

イソトレチノイン服用後、気分の落ち込みや不安状態が続くなど、精神面の変化がみられることがあります。
以前からイソトレチノインと抑うつの関連性について議論が続いていますが、現時点で明確な因果関係は特定されていません。
気分の変化を感じた場合は、早めに医師へ相談しましょう。
イソトレチノインの副作用はいつから出て、いつまで続く?
イソトレチノインの副作用は、早い場合は服用後1〜2週間ほどで症状が現れ、服用終了後もしばらく続く場合があります。
症状の度合いによって期間は異なりますが、服用終了後には改善がみられることが多いとされています。
長く続く症状が心配な場合は、医師へ相談することが大切です。
イソトレチノインの副作用を抑えるために大切なこと

イソトレチノインの副作用への備えとして、服用時に意識しておきたいポイントについて解説します。
医師の管理下で服用する
イソトレチノインは、症状や副作用の状況を踏まえて医師が判断し、用量を調整する必要がある薬です。
服用期間中は定期的な血液検査を受け、治療開始前の既往歴についても伝えましょう。副作用症状が重い場合には自己判断で用量を変更せず、必ず医師に相談してください。
慎重な管理が必要な薬だからこそ、些細なことでも医師に相談し、医師の管理のもとで治療を進めることが重要です。
個人輸入は避ける
近年、海外のネット通販で割安なイソトレチノインを購入し、自己判断で服用するケースが増えています。しかし、健康被害のリスクが指摘されているため推奨されていません。
イソトレチノインは日本では未承認医薬品のため、保険適用外(自費診療)です。保険適用の治療に比べて割高なため、安く済む個人輸入は魅力的に感じますが、偽造薬や品質が確認できない製品が含まれる可能性があります。
また、自己判断で服用し副作用がおきても、自己責任での使用となる場合があり、医薬品副作用被害救済制度の対象外となる場合があります。
イソトレチノインは医師の慎重な判断のもとで服用する薬です。個人輸入での服用は避けるようにしましょう。
イソトレチノイン治療は受けるべき?判断基準

イソトレチノイン治療を受けるべきかどうかは、効果だけで判断するのではなく、自分に合うかどうかを見極めることが重要です。
イソトレチノインは皮脂分泌を抑える作用があるとされており、ニキビ治療に用いられることがあります。そのため、重症のニキビや他の治療で十分な改善がみられなかった場合には、治療の選択肢となることがあります。
一方で、妊娠を希望している方や肝機能疾患がある方、精神面の状態について不安がある方は慎重な検討が必要です。
医師と十分に相談した上で、自分に合った治療かどうかを判断することが大切です。
イソトレチノインは副作用を正しく理解すれば、過度に怖がる必要はない
イソトレチノインは乾燥や肝機能への影響など、副作用がみられることがあるため、慎重な管理が必要な薬です。しかし、医師の管理下で経過観察を行いながら治療を進めることで、副作用の有無を確認しながら服用を続けられます。
治療中は体調の変化にも注意し、些細な違和感や不安がある場合は早めに医師へ相談することが大切です。重要なのは、「副作用が怖いからやめる」ではなく「理解したうえで選ぶ」ことです。
東京銀座メディカルクリニックでは、患者様一人ひとりの状態に合わせた診療を行っています。
医師と看護師が施術から施術後のフォローまで対応し、治療に関する不安や疑問にもお答えしています。イソトレチノイン治療に不安のある方はまずはご相談ください。
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