便秘と肌荒れ
便秘と肌荒れのメカニズム
便秘になるとお肌がカサカサしたり、吹き出物やニキビができやすくなります。これは、大腸と皮膚それぞれの働きに関係しています。
大腸は水分を吸収する働きのほかに、吸収した栄養素を血液に取り込み全身に送り込む働きもあります。一方、皮膚は汗や皮脂によって老廃物を排泄する働きがあります。
便秘で大腸に長時間便が残っていると、腸内で便の腐敗が進み、悪玉菌が増えて、アンモニアなどの有害物質が発生します。この有害物質は血液中に栄養素と一緒に取り込まれ、皮膚のターンオーバーをさまたげる原因に。その結果、様々なお肌の不調があらわれるというわけです。
便秘で痩せづらくなるかも・・?
じつはこの有害物質、肌荒れだけではなく、ダイエットにも影響があると考えられています。 肝臓で栄養素の代謝・吸収をする際に使用されるエネルギーが、血液中の有害物質を取り除くことに浪費されてしまうため、身体の基礎代謝が低下して、痩せづらい体質になってしまうのです。
排便習慣を身に着けよう
一般的に朝は腸の動きが活発になるため、排便しやすいと言われています。できるだけ朝に排便できるような習慣を作りましょう。朝は忙しいから難しい!と思われるかもしれませんが、便が出ないことで日中イライラせずに過ごせます。まずは余裕をもって排便できるようにいつもより早く起きてみましょう。そして1杯の水を飲みましょう。数分間程度のストレッチやマッサージをする時間を取れたら、より効果的です。これを毎日繰り返すことが大切です。
ただし、排便のタイミングは個人差があります。早起きが負担になってしまう場合は、必ずしも朝でなくても構いませんが、職場などで日中の便意を我慢してしまっては、せっかく食事や運動を工夫しても意味がないので注意しましょう。
まさに、便秘は美容の大敵! 便秘を解消して、キレイを目指しましょう。