顔の赤み治したい!

肌の赤みの正体は?

肌の赤みの正体は、「炎症」と「毛細血管拡張」です。炎症とは身体の免疫システムによる反応で、細菌やウイルスなどの異物を排除したり、傷ついた細胞を除去したりするときに起こります。

たとえば、肌を通して体内に異物が侵入したり、細菌感染によって肌細胞が壊されたりすると、身体はそれらを排除するために、白血球などの免疫細胞を集めようとします。その結果、血管を拡張したり炎症部位に体液を集めたりします。すると、よく見られるような赤みや熱感、腫れなどの症状が発生するのです。

肌に炎症を起こす原因

普段、私たちの肌は色々な刺激にさらされていますが、炎症が起きることはありません。それは、私たちの肌に「バリア機能」が備わっているからです。このしくみは、肌のもっとも外側にある角層で天然の保湿成分がうるおいを蓄えることによって成り立っています。

しかし、角層のうるおいが失われると、肌は乾燥してバリア機能が低下。すると、刺激によって肌の細胞が壊されたり、健康な状態であれば侵入することのない異物が侵入したりして、炎症を起こしやすくします。

ニキビの赤みも炎症によって起こります。毛穴に皮脂や老廃物がつまり、毛穴の中でアクネ菌が増殖すると、身体が排除しようとして炎症を起こし、赤ニキビに発展するんです。

その他、体質的に毛細血管拡張がみられる場合もありますが、炎症が起きた状態をできるだけ早く鎮めるために、正しいケアの方法を知っておきましょう。

肌の赤みの予防・改善方法

肌のバリア機能の低下によって、炎症を起こしやすくなることはすでにお伝えしたとおり。セルフケアで赤みを解消することは難しいのですが、肌のバリア機能を整え、炎症を引き起こす原因を遠ざけるなど、日頃から赤みのできにくい肌をつくるよう心がけましょう。

それでもたびたび赤みが起こったり、かゆみや湿疹が出たりするときは、なんらかの物質がアレルギーの原因となっている可能性があります。その場合はセルフケアで治そうとせず、皮膚科の受診を検討してみてくださいね。

当院のおすすめ施術

ステラM22フォトフェイシャル

著者紹介

店網 均 院長

東京銀座メディカルクリニック編集部
店網 均 院長 監修

金沢医科大学卒業後、東海中央病院、亀田総合病院麻酔科、大手美容外科を経て東京銀座メディカルクリニック院長就任。
日本抗加齢医学会 正会員日本化粧品検定 1級日本救急医学会ICLS資格ボトックスビスタ® 認定医ジュビダームビスタ® 認定医ジュビダームビスタ® バイクロス 認定医。

こちらからご予約いただけます。