定期的な運動が肌の保湿力アップに効果的って本当?

定期的にジムに通っていたりジョギングをしていたり、 普段から運動をする習慣のある人たちは、男女問わず肌がきれいな人が多いという印象を受けませんか?
運動は筋力や基礎代謝アップなどの健康効果だけでなく、実は美肌維持効果も期待できると言われているのです。 特に、これからのシーズンの最大の悩みと言っても過言ではない「乾燥」も運動によって改善できる可能性があるんです!

運動をすると肌の細胞が活発に生まれ変わる?

私たち人間の肌細胞は一定の周期で新しい細胞へと生まれ変わっており、 この現象を「ターンオーバー」と呼びます。 世の中の美肌化粧品の中には、 「ターンオーバーを促すことができる」ということをアピールしている商品も多いですよね。

肌のターンオーバーは加齢や不規則な生活習慣等によって、その周期が乱れてしまうことがあります。ターンオーバーの周期が乱れてしまうと、肌のツヤやハリがなくなったり、シミや吹き出物が増えたりすることもあります。

ターンオーバーの周期が乱れてしまう要因の一つとして、運動不足があげられます。
運動をしないと血液の流れが停滞して、体のすみずみにまで必要な栄養分がいきわたらなくなってしまいます。 栄養分が不足すると、私たちの肌は新しい細胞を作ることができません。

運動をして血液の流れを良くし、必要な栄養分をしっかり届けることができれば、 新しい細胞を作ることができます。 つまり、理想的な周期でターンオーバーができることにつながるのです。

運動によって保湿成分「NMF」を保持できる

運動をして肌のターンオーバーの周期を正常に整えることは、肌の保湿機能を高めることにもつながっていきます。

私たちの肌には「角質層」と呼ばれる層があります。角質層は死んだ細胞が20層ほど重なってできている層で、 その細胞と細胞の間には「NMF」と呼ばれる保湿成分が存在しています。 肌が理想的な周期でターンオーバーできていると、 この角質層は整然と並んだレンガのように整った状態で、 角質細胞の周辺にはNMFが十分に存在しています。
しかしターンオーバーの周期が乱れると、角質層の状態も崩れてしまいます。 すると、NMFの数も減少して肌は理想的な水分量を保持できなくなってしまうのです。

十分な水分を保持するためにも、きちんと運動をして肌のターンオーバーの周期を整えてあげることが大切です。化粧水や乳液などの外側からのケアだけではなく、運動によるインナーケアにもぜひ注目してみてください!

著者紹介

店網 均 院長

東京銀座メディカルクリニック編集部
店網 均 院長 監修

金沢医科大学卒業後、東海中央病院、亀田総合病院麻酔科、大手美容外科を経て東京銀座メディカルクリニック院長就任。
日本抗加齢医学会 正会員日本化粧品検定 1級日本救急医学会ICLS資格ボトックスビスタ® 認定医ジュビダームビスタ® 認定医ジュビダームビスタ® バイクロス 認定医。

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