肌の再生を促してニキビ跡や毛穴・小ジワを改善するダーマペン4の効果とは?
ダーマペン4という治療法で美肌を目指せると耳にしたことがありませんか。ダーマペン4は具体的にどういう施術をするのか、本当に効果があるのかなど詳しく知りたいですよね。ダーマペン4を行うデメリットも気になるところでしょう。
ダーマペン4は、ニキビ跡や毛穴、小ジワやシミなどさまざまな肌の悩みに効果が期待できます。
この記事では、ダーマペン4で美肌が目指せるメカニズムや具体的な効果、デメリットについて徹底的に解説します。
ダーマペン4の施術を受けるメリットや注意点が分かれば、安心してクリニックのカウンセリングに向かえますよ。
ダーマペン4とは?
ダーマペン4とは肌表面に小さな傷をあえて作ることで、肌本来の自然治癒力を向上させる治療法です。さまざまな美容成分が入った薬剤と組み合わせて使うことで、より美肌効果を実感できます。
ダーマペン4は、従来のダーマペンよりも肌への負担や痛みが少ない特徴があります。
ダーマペン4で美肌を目指せる仕組みや従来のダーマペンとの違いなどの基礎知識を解説しますので、施術前に知識を深めておきましょう。
ダーマペン4の原理
ダーマペン4を使った治療では、肌に小さな穴を開けます。これは、人間の自然治癒力を使った治療のためです。
肌は傷がつくと、自然治癒力を働かせて傷を治し、元の状態に戻そうとします。傷ついた肌を修復するために、皮膚の内部にある線維芽細胞が活性化され、コラーゲンが増えることで肌のハリや弾力が高まるというメカニズムです。
また、皮膚の新陳代謝も促進されるので、ニキビ跡や小じわ、毛穴の開きなども改善できるというわけです。
さらにダーマペン4は肌が傷を治す力を利用するだけでなく、美容成分が入った薬剤も組み合わせて治療します。美容成分を浸透させることで、より若々しく美しい肌へと導いてくれます。
ダーマペン4と従来のダーマペンとの違い
ダーマペン4と従来のダーマペンの大きな違いは、針の数、振動数、針が刺さる深さ(穿刺深度)にあります。
従来のダーマペン3では、12本の極細針で1秒間に1300個の穴を肌にあけることができました。しかし、ダーマペン4は16本の極細針で1秒間に1920個もの穴を肌にあけることができます。針の本数が増えただけではなく、振動数も増えたのでスピーディーな施術ができるようになったのです。
また、穿刺深度が2.5mmから3.0mmまで深くなり、針の深さも0.25~2.5mmで調整することができるようになったので、人それぞれの肌に合わせて効果的に有効成分を浸透させることができます。
そして、ダーマペン4は従来のダーマペンのようなローラータイプではなく垂直に針が入るペンタイプです。そのため、肌への負担が少なく、痛みや出血も少なく済むのが特徴です。
ダーマペン4で期待できる効果
ダーマペン4の施術によって肌の自然治癒力や新陳代謝を高めることができ、肌の若返りやニキビ跡の改善などさまざまな効果が得られます。
また、併用する薬剤によっては効果がさらに高められますし、より幅広い肌の悩みへアプローチできるようになるのです。
ダーマペン4によって、具体的にどういう効果が得られるのかを紹介します。
ニキビやニキビ跡の改善
ダーマペン4の施術によって過剰な皮脂の分泌を抑えることができるので、ニキビを予防する効果が得られます。また、使用する美容成分が入った薬剤によっては殺菌効果や美白効果があるので、ニキビの原因菌の殺菌や、ニキビによる色素沈着を防ぐこともできるのです。
さらに、ダーマペン4はクレーターとなってしまったニキビ跡にも効果を発揮します。肌は表面から表皮、真皮、皮下組織と3つに分かれていて、肌が凹んでしまっているニキビ跡は真皮にまで達している傷です。
ですので、そのようなニキビ跡を治療するときには、真皮までアプローチする治療が必要になります。その点、ダーマペン4は真皮にまで刺激を与えられるので、クレーター状態の肌でも元の肌に戻せる効果が期待ができるのです。
毛穴の開きの改善
ダーマペン4は毛穴の開きを改善できる効果があります。毛穴の開きの原因は、肌の乾燥や過剰な皮脂分泌、ニキビ、たるみによるものなどさまざまです。
ダーマペン4によって過剰な皮脂の分泌を抑えられるので、毛穴を小さくし目立たなくすることができます。さらに、乾燥による毛穴なら美容成分を効率よく浸透させることと、たるみによる毛穴ならハリをアップさせることで毛穴の悩みが気にならなくなるでしょう。
しみやくすみの改善
ダーマペン4で肌の新陳代謝を活発にすることができるので、しみやくすみを薄くする効果が期待できます。
しみやくすみは、過剰に生成された黒色のメラニンが肌の内部にとどまることで引き起こされます。
しかし、肌のターンオーバーが正常に行われていれば、メラニン色素も排出されるのでしみやくすみを予防できるのです。
また、ダーマペン4で使用する薬剤には過剰なメラニン生成を抑制する効果があるほか、美白効果を得られるものもあるので、しみやくすみの改善に役立ちます。
小じわやたるみの改善
ダーマペン4の施術によって、肌表面の微小な穴を修復する過程でコラーゲンやエラスチンが大量に作り出されるので、小じわやたるみへの効果も実感できます。
コラーゲンは肌のハリを形成するタンパク質で、エラスチンはおもにコラーゲン同士を結びつける繊維状のタンパク質です。エラスチンがコラーゲンを束ねるという共存関係にあるので、どちらも小じわやたるみの改善には欠かせません。
ダーマペン4は他の治療では施術できない目元ギリギリの部位にも施術できるので、目尻の小じわが気になる人にも最適です。
オプションの薬剤追加でさらに効果が高まる
ダーマペン4では、さまざまな美容成分を組み合わせて施術を行うことができます。ですので、自分自身の肌に必要な薬剤を選んで効率よく肌の悩みを改善させることができます。
薬剤の追加はオプションで別料金が発生するケースも多いので、クリニックごとの料金設定をしっかり確認してください。
なお、多くのクリニックで導入されているのが、ダーマペン4とマッサージピールという薬剤を併用する治療法「ヴェルベットスキン」です。
ダーマペン4で肌に穴をあけ、肌のハリやツヤ、透明感に作用するマッサージピールをなじませることで、皮膚の深部にまで有効成分を直接届けられるので効果が持続しやすいという特徴があります。
クリニックによってはダーマペン4と美容成分のセットプランを提供している場合もあるので、自分の肌悩みに効果的なプランのあるクリニックを見つけ出しましょう。
ダーマペン4のメリット
ダーマペン4はさまざまな肌トラブル、肌の悩みに効果があるだけでなく、施術による負担が少ないというメリットがあります。
とくに、仕事や学校がある人にとってダウンタイムは気になるポイントでしょう。ですが、ダーマペン4はダウンタイムがほとんどないので翌日への影響を気にする心配はありません。
ダーマペン4のメリットを4つ紹介しますので、ぜひご覧ください。
ダウンタイムがほとんどない
肌に穴をあけると聞くと、ダウンタイムが長いのではと不安になるかもしれません。しかし、ダーマペン4はほとんどダウンタイムがありません。
なぜなら、ダーマペン4であけた穴は数分から数時間で塞がるからです。
また、肌に対して垂直に針が入り、肌への負担が少ないので翌日まで赤みが続くということはあまりないのです。
痛みが少ない
治療を行ううえで痛みを伴うのか、心配ですよね。ダーマペン4の針は髪の毛よりも細いですし、ダーマペン4には痛みを大幅に軽減するオートマチックバイブレーション機能が備わっているので痛みは少なく済みます。
オートマチックバイブレーション機能とは、振動しながら素早く針で皮膚に穴を開けることで、痛みや不快感を軽減させるというものです。これにより従来のダーマペンよりも痛みが少ない施術を可能にしています。
アンチエイジングができる
ダーマペン4は小じわやたるみにも効果があるので、総合的なアンチエイジングを実現することに繋がります。また、組み合わせる薬剤の種類によってはより高いエイジングケアの効果を実感できるのです。
肌の悩みやトラブルがとくにない人でも、いつまでも若々しい肌を保ちたい人は多いはずです。ダーマペン4は若返りをしたい人だけでなく、現状の肌を維持していきたい人にもメリットが多い治療と言えます。
肌質を改善できる
ダーマペン4の施術を受けると、肌の回復力を高めてハリや弾力をアップさせられるので、肌質改善を実現できます。
たとえばニキビ肌や乾燥肌、敏感肌など人それぞれ肌質は異なりますが、ダーマペン4はトラブルが生じやすい肌質を改善できる可能性があるのです。
また、肌の修復や再生、抗炎症の効果を発揮する薬剤を組み合わせれば、アトピーによる肌のごわつきや色素沈着をも改善できる場合もあります。
長年付き合ってきて、すでに諦めていた肌質をも変えられることが期待できます。施術後はこれまでと違ったメイクや髪型、ファッションを楽しめるようになるでしょう。
ダーマペン4のデメリット
ダーマペン4にはさまざまな効果やメリットがありますが、効果を得るまでに時間がかかることや施術を受けられない人がいるなどのデメリットがあります。
しかし、ダーマペン4の施術におけるデメリットを最小限に留める方法をしっかり把握しておけば必要以上に恐れる心配はありません。
ダーマペン4のデメリットや、施術をするうえでの注意点について紹介します。
効果を実感できるまでに複数回の通院が必要
ダーマペン4は少しずつ肌を改善していく施術法なので、満足いく効果を得るためには回数を重ねて施術する必要があります。
1回の施術でも、元々の肌よりはきれいになったと感じるでしょう。しかし、肌の悩みを解消したい人には平均して4~6回程の施術が推奨されていることが多いです。
ダーマペン4の施術回数が増えれば増えるほど治療費がかさみますから、なるべく1回あたりの費用が安いクリニックを選ぶのがおすすめです。
ダーマペン4の施術頻度については、約1ヵ月間隔と日にちを空けての施術となります。ですので忙しい人でも、通院が苦にならないでしょう。
施術中に痛みを感じることがある
ダーマペン4は痛みが少ない治療法ではありますが、痛みに敏感な人や施術日の体調などによっては施術中に痛みを感じる可能性があります。また、骨に近い部位や針を深く刺す部位も痛いと感じることがあります。
しかし、どうしても痛いのが不安な場合には麻酔クリームを併用してもらえるので、痛みが和らぎます。麻酔代を無料にしているクリニックも多いので、カウンセリングの際に確認してみましょう。
色素沈着や赤みが生じる可能性がある
ダーマペン4はダウンタイムがほとんどありませんが、施術後に色素沈着や赤みが出る場合があります。
ただし、色素沈着のリスクは施術後の紫外線対策を徹底すれば回避できる可能性が高いです。また、万が一色素沈着が生じた場合もクリニックで薬を処方してくれるので安心してください。
赤みに関しては2~3日程度続く人もいますが、翌日には引く場合が多いです。また、赤みが出ていてもお化粧でカバーできる程です。赤みを長引かせないためには、長風呂や運動、飲酒をしないことが大切なので施術後は注意しましょう。
クリニックによっては早く赤みを落ち着かせるための鎮静パックを導入している場合もあります。ダーマペン4の施術によるダウンタイムが不安な人は、相談してみるとよいでしょう。
金属アレルギーの人や妊娠中の人など施術が受けられない
ダーマペン4は医療用ステンレス製(サージカルステンレス)の針を使用しているため、金属アレルギーのある人は施術を受けられません。
サージカルステンレスは耐食性がとても高く、水分やアルコールなどで金属成分が溶け出しにくいため、金属アレルギーを引き起こしにくいとされています。
しかし、絶対に安全だと言い切れないので、ほとんどのクリニックでは金属アレルギーの人にはダーマペン4の施術を行っていません。
また、妊娠中やケロイド体質の人、施術部位に皮膚炎がある人、重度の糖尿病の人なども施術を受けられないので注意しましょう。
ダーマペン4の施術を受けられない人は、別の美肌治療で肌悩みを改善できる可能性もあるので、一度クリニックのカウンセリングを受けてみることをおすすめします。
施術後24時間はメイクができない
ダーマペン4を施術したあとは肌へ刺激を与えないために、24時間はメイクを控える必要があります。また、肌へ薬を浸透させるために、施術後6時間は洗顔をしたり、化粧水や乳液を使用したりすることも控えるべきです。
そのため、ダーマペン4の施術は休日前に行ったり、施術当日および翌日は予定を入れないようにしたりするなど工夫しましょう。
ダーマペン4の施術の流れ
ダーマペン4の施術を受ける際にはどういう流れで進んでいくのかを把握しておくと、リラックスして施術に臨めます。
ダーマペン4の施術の大まかな流れは、カウンセリングをしたうえで施術をしてもらい、アフターケアを受けることになります。
とくにクリニックで美肌治療をした経験がない人はなかなかイメージがつかないでしょうから、ぜひ参考にしてください。
1.カウンセリング
まずはダーマペン4の施術を実施しているクリニックでカウンセリングを受けます。
カウンセリングでは、医師やカウンセラーが施術に関する注意点や値段などを説明してくれるうえ、どんな質問にも答えてくれます。施術前に不安なことや疑問点をしっかり解決しておきましょう。
カウンセリング時に、オプションの薬剤や針を刺す深さなどを決めるクリニックもあります。
カウンセリングは無料としているクリニックが多いので、複数のクリニックでカウンセリングを受け、料金面や接客面を比較して契約するクリニックを決めるのがおすすめです。
2.施術予約
複数のクリニックでカウンセリングを受けて、実際にダーマペン4の施術を受けるクリニックを決めたら契約を締結し、施術の予約をします。
クリニックによってはカウンセリング当日にそのまま契約をし、施術ができる場合もあります。もしカウンセリングをしてそのまま施術を受けたいと希望する人は、カウンセリング予約の際に同日の施術が可能かも確認しておくとよいです。
3.施術前に医師の診察
施術当日は、施術をできる肌の状態かどうかの確認を医師が行います。
さらに、施術に関する詳細を再度説明してもらえるクリニックも多いです。ダーマペン4の施術について聞き忘れていたことがあれば、診察時に質問しましょう。
また、施術前にはメイクを落とし、洗顔をする必要があります。可能であればノーメイクのまま通院すると手間が省けます。
4.施術
診察が終わり、施術可能と判断されればいよいよ治療開始となります。
麻酔クリームをする場合は、施術前に顔全体に塗っていきます。麻酔の効果が現れるまで30分程置いてから施術に入ります。
施術時間については、ダーマペン単体なら20分程度で、オプションを組み合わせる場合でも1時間程となります。
5.アフターケア
施術後はクーリング(冷却)をして、肌を落ち着かせます。クリニックによっては鎮静パックや鎮静マスクをする場合もあります。
施術がすべて終わったら帰宅となりますが、紫外線に気を付けましょう。また、6時間は洗顔やスキンケアをしないこと、24時間はメイクをしないこともしっかり守ってください。
施術後になにかトラブルが生じたら、すぐにクリニックに問い合わせましょう。
ダーマペン4はさまざまな肌の悩みに効果的
ダーマペン4はさまざまな肌トラブルにアプローチができ、美肌を目指せる治療法です。オプションで薬剤を組み合わせることででさらに効果を高められたり、効果が長持ちさせられたりする期待ができます。
ダウンタイムも痛みもほとんどない治療なので、長期の休みが取れない人や痛みに弱い人も安心して施術を受けてください。
ダーマペン4で満足いく結果を得るためには複数回の通院が必要になりますので、料金の安さやアクセスのよさなどから通いやすいクリニックを選びましょう。
ダーマペン4は少しずつ肌質を改善していく施術法なので、肌の悩みから解放されたいならば1日も早く治療を開始することをおすすめします。まずは複数のクリニックで無料カウンセリングを受けることから始めましょう。